手続き的な発想、オブジェクト指向的な発想 | システム設計日記
手続き型の発想は、アルゴリズムにしても、データフロー、業務フロー、画面遷移にしても、一定の手順で、順々にステップをこなせば問題が解決する、という考え方。
だから、分析とは、正しい手順を発見すること・理解すること、を目指す。
分析していけば、かならず、「正しい手順」「いつでも有効な手順」がある、という価値観。
もともとは、「熱力学の分子の動き」の研究用に作られた言語が、オブジェクト指向の原点の一つらしい。
手順や構造やよくわからん。まず、何が存在するかの分析中心でいこう。
どうやって処理すべき情報かは、まだ、明確じゃないけど、こういう情報を扱う、という「情報」というのが、いってみれば、分子。 あるいは、情報そのものより、ヒトやモノとしてモデル化する。
業務手順やビジネスルールは、実験的なルールの一つで、これから、いろいろ変えながら、全体としての振舞を解明していくという、熱力学のシミュレーションモデルが、業務アプリの世界でも有効な発想なんだ!
まずは、どんなオブジェクトが存在するかを分析する。
オブジェクトの振舞のルール、オブジェクト間の関係は、固定で強固なものではなく、いろいろ変動するもの。
こういうものの見方で、業務を捉えていくのが、オブジェクト指向的な発想なんだ。